概要
ちょっと想像してみてください。
もしも、あなたが『正しいこと』をしたとき、家族や友人、周囲の人々や世間から激しく非難され、孤立し、すべてを奪われてしまうとしたら‥‥
もしも、あなたが『間違ったこと(悪いこと)』ことをしたとき、家族や友人、周囲の人々や世間から称賛され、高い地位や権力など、欲しいものすべてが与えらえるとしたら‥‥
あなたはどちらを選びますか?
──そう。後者を選んだほうが、圧倒的に「賢い」ですよね。
しかも、資本主義と民主主義を導入する日本国において、それは「絶対的な正義」となります。
例えば2000年ほど前、イエス=キリストは『正しいこと』を貫こうとした結果、弟子たちから裏切られ、ひどい拷問にかけられ、いわれのない罪で無残に殺害され、その遺体すら さらしものにされています。
当時のイスラエルでは、王族や権力者たちが堕落してその政治は腐敗を極め、『間違ったこと(悪いこと)』が当たり前のようにまかり通っていました。
イスラエルの民は、皆、「賢かった」ようですね。
それでは、『現代の世界』ではどうでしょう。
2000年以上が経過した現代。
はたして、人間は「賢い」ままなのでしょうか?