概要
『西暦』という『時を支配する暦』の礎となり、さらには『キリスト教』という世界最大規模の宗教を生み出した人物、『イエス・キリスト』こと『ナザレのイエス』。
彼にまつわる様々な逸話や、それらを記した『福音書』の数々。
もはや、「イエス・キリストを知らない者はいない」といっても過言ではないのかもしれません。
では、あなた様は、『イエス・キリスト』について、具体的にどのようなことをご存じでしょうか?
彼は、人々に何を伝えようとしていたのでしょうか?
「宗教家」や「始祖」として捉えられることの多かった彼が、実は『理論物理学者』だったとしたら‥‥
あなた様は、それを信じることが出来るでしょうか?
例えば、理論物理学者として有名な アルベルト・アインシュタイン博士 や スティーヴン・ホーキング博士。
あるいは、サー・アイザック・ニュートン や ガリレオ・ガリレイ のように。
「天才」と呼ばれる偉人たちは、時として「異端」や「オカルト」、果ては「カルト宗教家」として非難に晒されたり迫害を受けたりしています。
さて、そのような偏見やひいきといった「色眼鏡」を外したとき、あなた様の目には、『イエス・キリスト』という人物がいったいどのような姿に映るのでしょうか?
イエス・キリストが受けた「十字架刑」
「十字架刑」と呼ばれる処刑方法は、多くの日本人にとっては馴染みのないものでしょう。
聞いてもピンと来ない、あるいは、「中国や中世ヨーロッパの処刑方法と比べると、ちょっと地味なんじゃないの?」と思っていらっしゃるかもしれません。
本当にそうなのでしょうか。
そこで、イエス・キリストが受けたとされる「十字架刑」について簡単にご紹介いたします。
♰ 第1段階 ♰
「フラグラム」と呼ばれる鉄やガラス片が付いた鞭で39回も身体を打たれる。
♰ 第2段階 ♰
茨の冠を被せられ、唾と罵声を浴びせられる。
♰ 第3段階 ♰
70~90kgの巨大な十字架を背負わされ、磔にされる場所までの1.6kmを歩かされる。
♰ 第4段階 ♰
全裸にされた後、手首、踵に30cmの釘を打たれて十字架に磔にされる。
♰ 第5段階 ♰
それまでの刑と自重により体が壊れていく中、罵声を浴びせられながら2~3日苦しみ続けた後に絶命する。
いかがでしょうか?
「ユダヤ人」や「ユダヤ教」と呼ばれるものの本質が、この「十字架刑」からも垣間見えてしまいますね。
それでは、イエス・キリストが、このように残虐非道な「十字架刑」を受けてまで伝えようとしていたことの『本質』とは、いったい何だったのでしょうか?
それを知るため、まずは、教会の権力者たちによって恣意的に隠蔽された『イエス・キリストの生涯』について、以下の二つの記事をお読みくださいませ。
イエス・キリストの生涯