Mahāvastu 第三章『メシヤ』

如是にょぜ！

今回は法華経の主役『求名ぐみょう』の未来世みらいせい、『始まりを問う者：弥勒菩薩みろくぼさつ』について紹介していきます。

梵名ぼんめい：マイトレーヤ（maitreya)

巴名ぱめい：メッティヤ（metteyya)

はい、『メシヤ』ですね。

梵語（サンスクリット語）も巴語（パーリ語）もインド語ですが、

サンスクリット語を公家くげ言葉とするなら、パーリ語は町人言葉のようなものです。

パーリ語はおもに南伝なんでん、上座部仏教じょうざぶぶっきょうの経典きょうてんに用いられました。

弥勒菩薩の三昧耶形さんまやぎょうは、蓮華上れんげじょうの塔とう『賢瓶けんびん（水瓶みずがめ）』です。

フォトンベルトに突入し、木星と土星がコンジャンクションしたのを契機けいきに、今は『水瓶座の時代』と言われています。

お釈迦様の入滅にゅうめつより56億7000万年後に生まれ変わり、お釈迦様の救い漏もらした人々を救うと言われる弥勒菩薩。

太陽神ミイロ、ミスラ、ミトラ等と同じ語源を持つミロク、太陽を意味する『コロナ』『終末期』‥‥

『コロナ禍か』の今、暗雲を晴らす太陽🌞救世主として下生げしょうしているかもしれません！

信じるか信じないか、は‥‥さておきます。

如是！『コンジャンクション』とは惑星同士が重なることを言います。

『フォトンベルト説』は、昴すばるの周囲を取り巻く膨大ぼうだいな『フォトン（光子）』のベルトがあるという主張ですが、公的に実在を認めている機関はどこにもありません。

ですので、信じるかどうかは、さておきます。

ただ『弥勒下生信仰みろくげしょうしんこう』は、しばしば争いを巻き起こします。

北魏ほくぎでは戦争が起きましたし、日本でも農耕一揆のうこういっきを起こしました。

取り扱いには注意が必要です。

如是！

『下生げしょう信仰』に対して『上生じょうしょう信仰』というのもあります。

これは浄土信仰に類するもので、弥勒菩薩の住まう、ここ兜率天とそつてんに生まれ変わることを願うものです。

時を戻そう！

農耕一揆と弥勒下生信仰とが結び付いたのは、弥勒菩薩の下生する世界。

『その国は広大で、肥沃ひよくな土地には作物がよく実る』と言われたことに関係するそうです。

ある時、シャーリプトラ（お釈迦様の弟子でし）は、シャーキャ・ムニ世尊せそんに対して『マイトレーヤはどのような国に生まれ変わり、どのように人々を救うのでしょうか』と聞いたことがありました。

シャーキャ・ムニ世尊は答えました。

『いいだろうシャーリプトラよ、私はお前にその様子を見せてあげよう』と言い、虚空こくうにその様子を映し出して見せました。

もちろん如是！お釈迦様ですから。

広大で肥沃な土地に住む人々は心豊かで徳も高く、その国の道は掃除が行き届き、街角の柱は宝石で埋うめ尽くされ、昼夜の別なく輝き、夜でも明るく池や泉には功徳水くどくすいが湧き出て飲めば病気が治るので病める者はない。しかしいずれ老いる事は変わりません。

この国の人々は家に鍵かぎをかける必要もなく町は賑にぎわい、栄え、天災も人災もなく互いに助け合いながら暮らし、そして寿命が尽きると自分で墓地へ行き静かに生涯しょうがいを閉じる。

この国の国王は若くして智慧ちえも徳も備えると、名を馳はせるミロクを側近そっきんにしたいと考え、ミロクに宝物を送りましたが、ミロクはそれをバラモンの集団に布施ふせしました。

バラモン達は宝物を分け合うために、その宝物をバラバラに壊しました。

如是！モランボンは焼肉のたれです。

美しい宝物が目の前で無残な姿に変わっていく有り様を見てミロクは無常を感じました。

『どれほど美しい物でもいつかは全て壊れる。永遠で不滅の物などありはしない、私は出家してこの解決を求めよう』と出家を決意しました。

そしてミロクは、なんと出家したその日に『龍華樹りゅうげじゅ』という菩提樹ぼだいじゅの下で『阿耨多羅三獏三菩提あのくたらさんみゃくさんぼだい』という最上の悟りを得て弥勒仏みろくぶつとなりました

すると大地が震えだし、弥勒仏から光明こうみょうが放たれました。

それを見た人々が次々に集まって来ては弥勒仏を崇あがめ、礼拝れいはいし出家しゅっけしました。

弥勒仏は集まって来た人々に言いました。

『過去世の仏縁ぶつえんの“良“によりアナタ達はまた、私に会えたのである。仏は慈悲じひによって人々に誠まことの言葉を語り、私にアナタ達を救うよう託たくされたのだ！』

（阿弥陀仏あみだぶつから釈迦牟尼仏しゃかむにぶつそして弥勒仏へと付属ふぞくされた誓願せいがん）

こうして、その日の三回の説法により三百億弱の人々に悟りを与え救いました。

これが、世に言う『龍華三会りゅうげさんえ』というお話です。

このお話とは別に、お釈迦様が自ら封印された『月蔵経がつぞうきょう』の中では、マイトレーヤが救う世界における『凄惨せいさんなモノ』が描かれています。あまりに凄惨なため封印されました。

そしてそれはまるで現代への予言のようでもあります。詳しくはこちらの動画をご覧ください。

動画タイトル『釈迦の予言！正法500年像法500年末法1500年!#地震#台風#恐慌#国際情勢2019』

はい、また弥勒菩薩は沖縄地方の『ニライカナイ信仰』では『ミルク神』として信仰を集めたり、七福神しちふくじんの中の布袋様ほていさまと同一の存在とされたり‥‥と、アチラコチラで救済を切望される まさに『メシア』そのものであると言える存在なのであります。

如是！今日の授業で紹介すると伝えたところ。

ミルク饅頭に加え、ミルク飴あめもお供そなえくださいましたよ！

この後、お下さがりをお配りしましょう。

それでは今日の授業はこれまで！

赤復如是やくぶーにょぜ！（はい、分かったでしょうか？）