2021年9月29日:記事を再掲載いたしました。
授業開始~!
如是!
如是〜
補足事項:こちらのコーナーにおける「如是」とは、正道会館における「押忍!」と同じような意味です。
今回は法華経の主役『求名』の未来世、『始まりを問う者:弥勒菩薩』について紹介していきます。
梵名:マイトレーヤ(maitreya)
巴名:メッティヤ(metteyya)
はい、『メシヤ』ですね。
確かに!
梵語(サンスクリット語)も巴語(パーリ語)もインド語ですが、
サンスクリット語を公家言葉とするなら、パーリ語は町人言葉のようなものです。
パーリ語はおもに南伝、上座部仏教の経典に用いられました。
【南伝仏教】インドから南方のルートを経て伝播した仏教の総称。根本分裂によって生じた上座部および大衆部のいずれの部派群にも属していなかったとされる分別説部系の仏教がスリランカ(セイロン)に伝わり、そこからミャンマー、タイ、ラオス、カンボジア、ほかへと伝わった。現在では「上座部仏教」と自称、また他称される。仏典としては、パーリ語訳が用いられる。
[出典]Wiktionary日本語版
【上座部仏教】上座部仏教(じょうざぶぶっきょう、巴: Theravāda、梵: Sthaviravāda、泰: เถรวาท, thěeráwâat、英: Theravada Buddhism)は仏教の分類のひとつで「長老派」を意味しており、現存する最古の仏教の宗派である。上座仏教 、テーラワーダ仏教(テーラヴァーダ仏教。 上座部仏教は、南伝仏教とも呼ばれ、パーリ語の三蔵を伝えていることからパーリ仏教ともいう。
[出典]Wikipedia
弥勒菩薩の三昧耶形は、蓮華上の塔『賢瓶(水瓶)』です。
フォトンベルトに突入し、木星と土星がコンジャンクションしたのを契機に、今は『水瓶座の時代』と言われています。
【三摩耶形・三昧耶形】仏・菩薩(ぼさつ)の本誓(ほんぜい)を表すしるしとしての持ち物。不動明王の剣、大日如来の卒塔婆(そとば)、観音の蓮華、薬師の薬壺(やくこ)など。[出典]weblio辞書
お釈迦様の入滅より56億7000万年後に生まれ変わり、お釈迦様の救い漏らした人々を救うと言われる弥勒菩薩。
太陽神ミイロ、ミスラ、ミトラ等と同じ語源を持つミロク、太陽を意味する『コロナ』『終末期』‥‥
『コロナ禍』の今、暗雲を晴らす太陽🌞救世主として下生しているかもしれません!
信じるか信じないか、は‥‥さておきます。
【下生】神仏がこの世に現れること。[出典]weblio辞書
コンジャンクション?
フォトンベルトとは?
如是!『コンジャンクション』とは惑星同士が重なることを言います。
『フォトンベルト説』は、昴の周囲を取り巻く膨大な『フォトン(光子)』のベルトがあるという主張ですが、公的に実在を認めている機関はどこにもありません。
嘘なの?
ですので、信じるかどうかは、さておきます。
ただ『弥勒下生信仰』は、しばしば争いを巻き起こします。
北魏では戦争が起きましたし、日本でも農耕一揆を起こしました。
取り扱いには注意が必要です。
【北魏】北魏(ほくぎ、拼音: Běi Wèi、386年 – 534年)は、中国の南北朝時代に鮮卑族の拓跋氏によって建てられた国。前秦崩壊後に独立し華北を統一して、五胡十六国時代を終焉させた。[出典]Wikipedia
ええじゃないか!
ええじゃないか!
如是!
『下生信仰』に対して『上生信仰』というのもあります。
これは浄土信仰に類するもので、弥勒菩薩の住まう、ここ兜率天に生まれ変わることを願うものです。
補足説明:ここは兜率天の外院という設定です。
時を戻そう!
農耕一揆と弥勒下生信仰とが結び付いたのは、弥勒菩薩の下生する世界。
『その国は広大で、肥沃な土地には作物がよく実る』と言われたことに関係するそうです。
【肥沃】土地が肥えていて、農作物がよくできること。また、そのさま。[出典]weblio辞書
ある時、シャーリプトラ(お釈迦様の弟子)は、シャーキャ・ムニ世尊に対して『マイトレーヤはどのような国に生まれ変わり、どのように人々を救うのでしょうか』と聞いたことがありました。
シャーキャ・ムニ世尊は答えました。
『いいだろうシャーリプトラよ、私はお前にその様子を見せてあげよう』と言い、虚空にその様子を映し出して見せました。
虚空に?
白毫光った?
【白毫】白毫(びゃくごう)は、仏(如来)の眉間のやや上に生えているとされる白く長い毛。右巻きに丸まっており、伸ばすと1丈5尺(約4.5メートル)あるとされる。眉間白毫とも。三十二相の31番目であり、白毫相、眉間白毫相とも。光を放ち世界を照らすとされる。『法華経』序品には、仏(ガウタマ・シッダールタ)が無量義処三昧の瞑想に入ったとき、白毫が光を放ち東方一万八千世界を照らし出すというシーンが描かれている(爾時仏 放眉間白毫相光 照東方万八千世界)。白毫の位置は、インド哲学における第6チャクラのアージニャーである。シヴァ神などいくつかのヒンドゥー教の神はその位置に第3の目を持つ。ヒンドゥー教徒が同じ位置にする装飾であるビンディーやティラカと、俗に混同されるが、直接の関係は薄い。[出典]Wikipedia
もちろん如是!お釈迦様ですから。
広大で肥沃な土地に住む人々は心豊かで徳も高く、その国の道は掃除が行き届き、街角の柱は宝石で埋め尽くされ、昼夜の別なく輝き、夜でも明るく池や泉には功徳水が湧き出て飲めば病気が治るので病める者はない。しかしいずれ老いる事は変わりません。
この国の人々は家に鍵をかける必要もなく町は賑わい、栄え、天災も人災もなく互いに助け合いながら暮らし、そして寿命が尽きると自分で墓地へ行き静かに生涯を閉じる。
【功徳水】八種の功徳を有する水。須彌山(しゅみせん)をめぐる七つの内海や、極楽浄土の宝池にたたえているという水。八種の内容については諸説がある。*往生要集(984‐985)大文二「八功徳水充二満其中一、宝沙映徹、無二深不一レ照」〔無量寿経‐上〕
[出典]weblio辞書
この国の国王は若くして智慧も徳も備えると、名を馳せるミロクを側近にしたいと考え、ミロクに宝物を送りましたが、ミロクはそれをバラモンの集団に布施しました。
バラモン達は宝物を分け合うために、その宝物をバラバラに壊しました。
バラモンバラバラ
バラバラモンバラ
如是!モランボンは焼肉のたれです。
美しい宝物が目の前で無残な姿に変わっていく有り様を見てミロクは無常を感じました。
『どれほど美しい物でもいつかは全て壊れる。永遠で不滅の物などありはしない、私は出家してこの解決を求めよう』と出家を決意しました。
そしてミロクは、なんと出家したその日に『龍華樹』という菩提樹の下で『阿耨多羅三獏三菩提』という最上の悟りを得て弥勒仏となりました
すると大地が震えだし、弥勒仏から光明が放たれました。
【竜華樹】弥勒菩薩がその下で竜華三会を開くとされる木。枝は竜が百宝を吐くように百宝の花を開くという。[出典]weblio辞書
それを見た人々が次々に集まって来ては弥勒仏を崇め、礼拝し出家しました。
弥勒仏は集まって来た人々に言いました。
『過去世の仏縁の“良“によりアナタ達はまた、私に会えたのである。仏は慈悲によって人々に誠の言葉を語り、私にアナタ達を救うよう託されたのだ!』
(阿弥陀仏から釈迦牟尼仏そして弥勒仏へと付属された誓願)
こうして、その日の三回の説法により三百億弱の人々に悟りを与え救いました。
これが、世に言う『龍華三会』というお話です。
このお話とは別に、お釈迦様が自ら封印された『月蔵経』の中では、マイトレーヤが救う世界における『凄惨なモノ』が描かれています。あまりに凄惨なため封印されました。
そしてそれはまるで現代への予言のようでもあります。詳しくはこちらの動画をご覧ください。
動画タイトル『釈迦の予言!正法500年像法500年末法1500年!#地震#台風#恐慌#国際情勢2019』
はい、また弥勒菩薩は沖縄地方の『ニライカナイ信仰』では『ミルク神』として信仰を集めたり、七福神の中の布袋様と同一の存在とされたり‥‥と、アチラコチラで救済を切望される まさに『メシア』そのものであると言える存在なのであります。
ミルク饅頭〜。
如是!今日の授業で紹介すると伝えたところ。
ミルク饅頭に加え、ミルク飴もお供えくださいましたよ!
やったぜ!
この後、お下がりをお配りしましょう。
それでは今日の授業はこれまで!
赤復如是!(はい、分かったでしょうか?)
如是〜。
《Mahāvastu 第三章 メシヤ 授業満了》